現場も終わり、調査結果の整理段階に入ります。
現場では、GPSをしようされていたでしょうか?
現場データの整理、報告書用の画像作成に必要なオペレーション手法を掲載致します。
※要、QGISコーチング受講。閲覧にはパスワードが必要です。
※準備編を終えている、前提で記事掲載しております。

GISで現場データを整理するメリットとは?

GPSを使用された方であれば、ウェイポイントやトラックログの閲覧や、図面印刷の為に『カシミール3D』等を使用された事があると思います。それとも、Garmin社の『MapSouce』か『BaceCamp』を使用されているでしょうか?

これらソフトも、GISソフトの一つと言えますが…その機能は『GPSデータ(.gpx)のビューワー・エディタ機能』に留まります。
GPSデータはウェイポイント・ルート・トラックログの3種からなります。
GPSデータのビューワー・エディタ機能は、主に
 ・GPSデータの閲覧:記録されたウェイポイントの位置や、軌跡(トラックログ)、作成されたルートデータの確認
 ・GPSデータの編集:各データの名称の変更、新規GPSデータの作成、編集
 ・GPSデータを表示させた図面作成

QGISをはじめ、ArcGIS等のソフトは、このGPSデータに…さらに様々な情報を付与させる事ができます。

GPSデータは位置情報を持っており、そこにExcelデータを付与したモノがGISデータ(.shp)と想像下さい。

現場データの整理では、
GPSデータのビューワー・エディタソフトを利用し、図面の作成。
あわせて、現場野帳のExcel入力…が一般的でしょうか?

この2つの作業を、QGISでは一つにまとめる事ができます。
QGISでは、報告書用の図面の打ち出しは勿論の事、Excelデータへのエクスポートも可能です。
GISデータを利用すれば、データの共有が容易になりますし、解析も行う事ができます。
さらには、現場図面のデジタル化が容易で…GPS端末やスマホに様々な現場図面を表示させる事ができます。

それでは、現場データ(GPSデータや、現場野帳)のGISデータ化に取り掛かりましょう。

プラクティス